ニューライフ開発株式会社
NEW LIFE DEVELOPMENT CO., LTD.

“走り続けられる”経営へ 〜ライフツリー思考で整える経営者の軸〜

2026.5.15 研究レポート
弊社社長が参加した座談会(株式会社イオスコンサルティング 角子裕司氏)からの学びを共有します。「なぜ、毎日頑張っているのに、楽にならないのだろう?」——その原因は「努力不足」ではなく「思考の偏り」にあるという問題提起から、経営者としての軸を整えるヒントを探ります。

1. 苦しみの原因は「部分最適」がもたらす全体崩壊

苦しんでいる経営者やリーダーに共通するのは、能力や努力が不足しているわけではなく、思考の構造に偏りがあることです。

  • 仕事中心の生活になり、他のことが疎かになっている
  • 人間関係では我慢しがちで、一人で抱え込んでしまう
  • 健康や休みは後回しになり、休んでも回復しない

このように、仕事や売上といった「部分」だけを最適化しようとすると、結果的に心身や組織の「全体崩壊」を生んでしまいます。

2. 経営の土台を作る「ライフツリー思考」

思考の構造を整えるために有効なのが、人生を木に見立てた「ライフツリー思考」です。人生は以下の5つの視点からなる「バランス構造」でできており、どこかに偏ると木(自分自身や会社)は成長できません。

ライフツリーの5つの視点(要約)

  • ① 根(心身の健康): すべての土台。ここが崩れるとすべてが崩れる。
  • ② 土壌(人間関係): 無理をしている関係を減らし、距離を整える。
  • ③ 幹(仕事・役割): 一人で抱え込まず、人に任せる仕組みを作る。
  • ④ 果実(資産・成果): 売上だけでなく、使い方の計画を重視する。
  • ⑤ 肥料(趣味・余暇): 思考をリセットし、他の4つに良い影響を与える。

3. 経営者としての実践・運用ステップ

このライフツリーを整え、“走り続けられる”状態を作るための具体的なステップは以下の通りです。

Step 0: 気づく(偏りの現状把握)

まずは5つの視点でセルフチェックを行い、「自分が後回しにしている弱い視点」を見極めます。多くの経営者は「仕事」に偏りがちです。

Step 1: 整える(1つから始める)

今日やることは1つだけ。一番弱い視点を見定め、できる行動を1つ決めて実行します。完璧でなくて構いません。「1つ整える」ことがすべてのスタートであり、1つ整えば全体が動き出します。特にすべての土台である「健康」(食事、睡眠、運動、ストレス解消)を見直すことが重要です。

Step 2: 仕組みにする

整えるだけでは不十分で、維持する仕組みが必要です。「1年後の理想の状態」から逆算し、手帳などを活用して「自分との約束」をスケジュール(月間ブロックなど)に組み込みます。

Step 3: 循環させる(与える思考)

自分自身が整い、余裕が生まれて初めて人に「与える」ことができます(たらいの水の原理)。顧客の課題を先に見つけて提案する「サンタ営業」のように、先に与えることで信頼となり、結果として継続的な成果(売上)が後からついてきます。


まとめ:崩れる経営から続く経営へ

無理をして一人で抱え込み、一時的に伸びるが続かない「崩れる経営」と、無理がなく任せて回り、安定して続く「続く経営」。その違いはたった一つ、「ライフツリーが整っているか」にあります。

私たち経営陣も、まずは自身のライフツリーを見つめ直し、社員や顧客に良い循環をもたらす「続く経営」を実践していきたいと強く感じた座談会でした。

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